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分卷阅读1(10/10)

のだ。

「く…!!」

一瞬のうちになされた决定的なテールの动きに、ディルトは眉を寄せて犬歯を剥いた。

この……め……!

いしばった奥歯をそのまま、自らの肢に络みついた丑悪なを睨みろすと、それは确かに意思など持たぬ、ただ濡れて光る不気味な手の块のように见える。

だが、その満足な知も、意思も持たぬであろう异形の怪は、今、确かに。

「く…や、めろ……!」

ディルトの……それもただ一个所を目指して、再びの静かな军を再开したのだ。

ずるり。

ずるり。

徐々に规则的になりつつあるった音が牢狱の中に响くたび、ディルトの足元からは太い手たちがこぞってを目指し这い上がり、それと同时に、へと到达を果たした先锋队は、の侧をゆっくりゆっくり这いむ。

「く、そォ……!!」

じわじわと、まるで真绵で首を绞められるかのような悪辣なのあらゆる个所に受けながら、ディルトは背を这い上ってくる不快と戦った。

の知れぬ粘でじっとりとったが、自らの……それも、のにあるわな肌を抚で上げる。

ずるり。

「ッ……!」

自分たち人间とは明らかに违う、异形のが持つ手の腹で、柔らかな肌を舐めるように这われるその覚は、例え男であっても思わず鼻先に皱を寄せながら息を诘めてしまう程の嫌悪と不気味さを持ち合わせていて、ディルトは天井から伸びる逞しい锁に日に焼けた両腕を拘束されたまま、低劣なその抚のごときテールの挙动から逃れようと、悬命にをよじっては足掻き続けた。

10

「く……ッ…!おの…れ……ッ!」

く握り缔めた両の拳に力を込めると、天井からがる锁がじゃらりと耳障りな音を立てながら白く光った。

「っ……!」

もはや、どうする事もできない事は明白だったが、だからといって、谛めてしまう訳にはいかなかった。

ここで、こんな场所で、こんな无様な姿で。

「く……ッ!」

最期を迎える事など、到底许容できる事ではない。

「こ、の……ッ!」

の中でゆっくりと这い回るテールの手を犬歯を剥いて睨みろしながら、ディルトは痹れ始めた両腕を振りした。

このままでは……このままでは……!

脳里に苏るのは、あの日に见た光景。

荒れ果てた荒野で、红い夕日に照らされながら、闷絶の叫びを张り上げてのたうつ狼。

苦闷の声と、远目からでも目视できる程のの痉挛が、まるでつい昨日见た光景のように、ディルトの睑の里に再生される。

「く……!」

自分も、ああなるのか……!

ああして、尻のからテールに喰われ、不様に命をい取られていくのか……!

思いつつも、その想像を打ち払うかのようにを振って、ディルトが今一度、浑の力を伤だらけの四肢に込めた时。

ずるうう……ッ!!

「ッ!!!!」

今まで所在なく、何かを探し求めるようにの中を这いまわっていたテールの手が、突如として命をき込まれたように、力く蠢いた。

直後。

「ッうあ…!!」

冷たく、ぬめつく先端で、隠された秘を抚で上げられて、ディルトはいた。

いたと同时に、今度は両目を见开いて、そしてそこから、动けなくなった。

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